2020-01-30

 水位センサーは、私達の暮らしの中でどのような役割を果たしているのでしょうか。近年は異常気象により、さまざまな場所でゲリラ豪雨が発生しました。それによって土砂崩れなどの深刻な被害を生み出したことも記憶に新しいことと思われます。また、台風などにより極地的な豪雨が発生し、家屋が流れるほどの河川の氾濫が起きたことも度々ニュースで報道されました。そのような環境の中で、突発的に起こる被害にもしっかり対応できるよう、さまざまな場所で水位センサーは使われています。現在注目を集めているのが、高解像度のカメラと水位センサーを組み合わせたシステムです。これは、設定した危険域まで水位が上昇すればセンサー装置が情報をキャッチし、各種部署にアラームで通知を知らせてくれるシステムとなっています。つまり、離れた場所からでも河川や用水路を確認でき、未然の事故を防ぐことができるのです。
基本的には、河川の管理というものは国や各都道府県が行っています。また、準用河川と呼ばれる場所に関しては、各市区町村が管理を行う形です。そのような状況の中、市区町村などでは限られた人数で管理する必要があり、万が一水害の危険性のある場合は近くまで見に行くといった危険と隣り合わせになりかねません。このリスクを防ぐために、センサーで自動的に感知し通知を行うシステムを使用することでリスクを最小限に抑えることができるとして多くの人たちから期待をされています。このように、自動観測システムの開発によってわざわざ現地に行かなくても良いというメリットが生まれ、遠くにいても河川の状況をしっかり監視して周辺に住んでいる人たちの安全を管理することができます。そして、限られた人数でも十分に危機管理に対応することができるのです。
河川水位をリアルタイムに監視するモチベーションは、この現代社会に必須です。人間がいちいち河川の側に行って水量を監視するような体制には相当な危険を伴い、時間的なリスクもあります。そのような問題をクリアするために、データ通信で遠隔地の正確な状況を把握することが求められています。それを担うのが河川の水位をリアルタイムに監視する方法なのですが、まだまだ理想に到達できてない河川も多くあるようです。実際ある県においても、一部の河川では河川周辺に電力や通信回線といったインフラが整っておらず、今でもなお目視で河川監視を行っている現状があります。各種センサーや監視カメラにより水位の測定を行い、一定以上水位が上昇した時すぐに遠方にいる人たちに知らせてくれるようなシステムが、今ようやく導入されようとしています。実際に、多くの場面でこのような装置が利用されています。台風や大雨は私達の社会において絶え間なく起こり、頻繁に天気予報で取り上げられていますが、その河川の増水情報なども河川水位警報システムや、警報機能付き水位計といったものが活躍をしているお陰で得ることができています。なお、メインの河川では決められた水位を超えれば危険というラインがあらかじめ設けられています。この危険水位を超えると回転灯が作動し、その状況を関係機関などに知らせるシステムが取り入れられているのです。
水位計といのもシンプル設計のものも多くあり、目盛りを書いた柱が橋脚部分に取り付けられていて、人的の確認で「○メートルを超えたから危険」などと周囲に知らせる方式もありますが、果たしてそれがこの現代社会に通じる有効的なシステムでしょうか。一般的な河川にはこのような水位を表す目盛りが取り付けられていますが、遠くからでも増水の危険性を周囲に知らせるために設置されたものです。このようなものは、ごくごく基本的な災害対策の方法として考えることができます。水位センサーは災害対策としても利用され、起こりうる危機を遠方の人たちにより正確に伝えることができる方法です。多くの人たちがこのような装置に真剣に向き合うことができれば、被害を最小限に抑えることが可能となるでしょう。河川の他にも、貯水池の水位を測定し記録するためにも活用されます。これらは増水という危機だけでなく、水不足などによりダムの水が著しく少なくなったときにも重要視されます。さらに、水の濁度もあわせて測定する装置もあり、河川、水路、井戸、タンクなどで使用されます。実際にはあまり使用されてなくなってしまいましたが、井戸は常に一定の水位を保っている訳ではありません。井戸の水位は季節によってもかなり変動するものなのです。貴重な水源として井戸が使用される場所では、未だこのような装置が大きな役割を果たすことになります。水位センサーという装置はそれほど日常生活になじみがあるというものではないかもしれません。しかし、ダムなどの大規模施設や企業ではこのような装置が有効的に活かされており、陰でみなさんの暮らしが守られているのです。そして今、そのような装置に求められていることは、高精度や多機能、低価格であり、より新しい技術開発が求められています。

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