正確なデータ収集のためにも優れた水位計を

2020-01-22

 井戸やダム、下水道に河川など大量の水がある場所で作業をする際は、前もって水位を測っておくことが多いです。水位を測る方法は色々ありますが、重りをつけた縄などを沈めて計るといった昔ながらの方法では正確な水位を測ることは困難なので、現在では専用の水位計を使ってより正確な数値を計測しています。水位計には色々な種類があり、使用目的などに応じて選択することが可能なので、初めて導入する際は使用目的に合わせたものを用意するようにしましょう。
定番のタイプとして広く利用されているものの一つが圧力式と呼ばれるタイプで、水に沈めたときにかかる水圧から水位を測ることが出来ます。河川、上下水道、井戸やダムなど幅広い用途で利用することができるので、多くのメーカーがオリジナルの製品を発表しています。消費電力が低いものや感部の精度が高いものなど、商品による違いも色々あるので、導入する際はそうしたメーカーごとの特徴にも注目してみると良いかもしれません。圧力センサー式以外のものだと、超音波式や気泡式といった種類も存在します。超音波式は水面に向けて超音波を発し、反射してくるまでにかかる時間から水面までの距離を測ることで、水深を計測することができ、気泡式は水中で気泡を出してそのとき発生した圧力を計測することで水位を導きだします。
河川や湖、海などの自然に大量の水が流れる場所もあれば、下上水道、ダムなどの人口の施設内で見られる水など、日本のいたるところにある大量の水は、工事などにも大きく影響します。大量の水がある場所で工事などを行う際はトラブル防止のために水位を確認することが多いですが、人間の力だけで正確な水位を測ることが困難なので、最近は専用の水位計を使うようになっています。上述の通り多くの種類がある水位計ですが、どれも共通しているのは水位を測るための機能を備えているという点です。例えば圧力式なら先端にセンサーが付いており、水圧の強さで水位を判断しますし、超音波式は超音波が水面反射してこちらに戻ってくるまでの間を測り水位を確認します。どちらも水位を知る目的では変わりませんが、圧力式なら低コストで導入できる、超音波式なら水に接触することなく水位を測れるといった違いがあるので、それらの違いを把握しつつ選択すると良いでしょう。また、作業にかかる費用を削減することもできるかもしれません。一見すると同じように見えるものでも、精度に差があったり、深い水深まで調査することができるようになっていたりと、細かいところの違いを挙げればきりがないくらい多くの商品があり、いずれも様々な目的で購入されています。水位計を購入する際は、性能面以外の要素も確認しておきましょう。特に気になる販売価格ですが、基本的に仕組みが複雑なものや、耐久性の高いものは販売価格が高くなる傾向にあるので、まずは予算内にそれらの商品が納まるかどうか確認しておきましょう。

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