最近、「線状降水帯」という言葉をニュースなどでよく耳にするようになりました。
線状降水帯の正体は積乱雲です。夏の夕立も積乱雲から起こり、強い雨を降らせますが、せいぜい30分~1時間程度のことです。しかし、線状降水帯の場合は、この積乱雲が次々と発生して発達し、風に流されながら線状に連なった積乱雲群がほぼ同じ場所を通過または停滞することで、同じエリアに数時間にわたって強い降水をもたらします。その雨域の規模は幅20〜50km、長さ50〜300kmに及びます。その見た目の特徴から「線状降水帯」と呼ばれています。