高温注意情報は、2011年から2020年までの間、熱中症の注意を呼び掛けるために気象庁から発表されていた注意情報であり、現在は「熱中症警戒アラート」として発表されています。
2011年の東日本大震災をきかっけに全国的に節電対策に取り組むようになり、過度の節電によって熱中症の危険性が高まったことから、高温注意情報の運用が開始されました。高温注意報は天気予報で発表される「最高気温」を基準に発表されていました(最高気温が概ね35℃以上になることが予想される場合に発表)。しかし、熱中症のリスクを高める要素である湿度や輻射熱などが加味されていなかったため、2021年からは「暑さ指数(WBGT)」を基準とする「熱中症警戒アラート」が発表されるようになりました。