冬季によく聞く「乾燥注意報」ですが、どのような時に発表されるのでしょうか。乾燥注意報は、大気の乾燥により火災・延焼等が発生する危険が大きい気象条件を予想した場合に発表されます(気象庁HPより)。「実効湿度」と「最小湿度」が基準を下回ると乾燥注意報が発表されます。「実効湿度」は過去数日間の湿度を考慮して算出された値で木材の乾燥度合いを示す湿度で、「最小湿度」は一日の相対湿度の最小値です。乾燥注意報を発表する基準となる数値は区域ごとに異なり、例えば以下のような基準が設けられています。
- 東京:実効湿度50%以下、最小湿度25%以下
- 大阪:実効湿度60%以下、最小湿度40%以下
- 沖縄:実効湿度60%以下、最小湿度50%以下
乾燥注意報が発表された日は加湿する等、火の取り扱いに十分注意しましょう。加湿をすることで、火災だけでなく感染症の対策や静電気の防止にもつながります。