サーミスタは熱に敏感な抵抗体の総称で様々な種類がありますが、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタを指すことが多いです。 NTCサーミスタは測温抵抗体と同様に温度変化によって電気抵抗値が変わる抵抗体を使う仕組みですが、抵抗体にはセラミクス半導体が使用されています。白金測温抵抗体のような高精度の抵抗体よりも抵抗変化の直線性が劣るため、相対的に精度は低くなります。しかし、感度が良く低価格で衝撃に強いという利点があり、さらにリード型だけでなくチップ型もあるため、多岐にわたって利用されています。