2020-05-11

 地球温暖化など解決策の一つとして自然エネルギーの利用が広まっています。風力、地熱、バイオマスなどさまざまありますが、身近なものでは太陽光発電があります。屋上や屋根、壁面など空いている場所を有効利用して太陽光パネルを設置することで太陽光による発電が可能になります。かつては自治体から補助金が出る場合もあったともあり、加速的に増加しました。また、行政の施設でも新規で建てられる施設にはほとんど決まって設置されるようになっています。
太陽光発電の利点は発電した電気を買い取ってもらえる点です。自分で使用する電気の確保だけではなく、余った分を売ることができれば収益事業として確立できます。しかもスペースを見つけてただ設置するだけです。ただし、太陽光発電システムが稼働していることが条件です。稼働していない時間は収益がない状態になります。そのために発電量を日々記録しておく必要があります。それが太陽光発電計測システムです。
太陽光発電計測における日射量の計測は日射計で行います。日射計は単位時間、単位面積に放射された太陽光のエネルギー量を測定するための計測器です。一般的には太陽光の熱を電気に変えて測定します。国際規格のISO9060の中で日射計の性能基準は三階級に分かれています。「secondary standard」は最高の性能を意味します。そして「first class」、「second class」と続きます。一般的な太陽光発電の場合には「second class」で十分です。メガソーラーや研究用など大型な設備の場合には、高精度タイプの「1st class」や「secondary standard」が採用されることがあります。
計測された日射量と発電量を遠隔地からモニタリングして太陽光発電の稼働状態を確認することもできます。太陽光発電計測システムで主に測定できる項目は発電電力、電圧、電流、日射、温度などになります。これらのデータを継時的に測定し、記録していきます。太陽光発電計測で得られたデータにより太陽光発電システムのメンテナンスの時期などを調整します。また、より効率の良い条件を探すためにも利用することができます。太陽電池パネルの設置の仕方によって発電量が変わってくるため常に測定することは重要なことです。測定したデータは専用の解析ソフトで発電効率や積算値などのデータ管理を行えます。

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