接触型温度センサーの特徴【ガラス管温度計】

2021-02-07

ガラス管温度計の特徴

 ガラス管温度計は、表面に目盛りが刻まれたガラス管の中に感温性の液体を入れ、熱膨張によって変化する液面の位置によって温度を読み取るものです。感温液には水銀や赤く着色された灯油などの有機液体が使われており、それぞれ水銀温度計・有機液体温度計と呼ばれています。有機液体温度計は、アルコール温度計や赤色温度計と呼ばれることもあります。
 水銀温度計は精度が高く、公的機関によって気象観測で使用されることもあります。有機液体温度計の精度は高くありませんが、着色によって見やすくすることができて安価であるため、幅広く使用されています。

※「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」によって、水銀使用製品の製造は原則禁止されましたが、使用は禁止されておりません。

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