温度を記録するということ
気温の記録といえば、小学校の夏休みの自由研究や日記だと思います。多くの人が経験あるでしょう。大人からすると単純な作業で、面白味がないように思いますが、実は児童にこのような記録をつけさせるのは、温度と天候との相関関係によって自然や人々の生活がどのようにかかわってくるかを知るうえで、非常に大切なことなのです。また、夏休みという長期休暇を利用して記録させることは忍耐性を鍛えあげることにもつながっています。天気予報ではかならず気温の情報を流します。気温が人々の活動や食事に深く関わっているということがわかっているからです。その例として、コンビニでは気象データを提供する会社から温度や湿度などの気象情報を購入しています。温度などによって食品などの売れ行きが大きく変わるからです。そのくらい天候の変化は私たちの生活に密接に関わっているのです。また、個人でこれらを記録してみると自分の行動パターンを把握できると言われています。つまり、天候や温度や湿度、風速などの状態が行動にが大きく関わっているということなのです。人間は無意識に天気などに左右され続けていて、長い年月をかけて天気を予測することも可能になりました。天気予報がその例です。等圧線や降水量など複雑な作業を経て予報ができるようになったのは、長い年月をかけて蓄積しきたデータが高度な天気予報の仕組みを作り出し、より正確に予想することができるようになりました。コンピュータのおかげで、過去の気象データを基に瞬時に予測値を出すことができるようになり、精度も年々増加してきています。コンピュータのおかげで台風進路もすぐにだせるようになりました。台風の予想進路もだいぶ精度を向上させて、前もって対策を立てやすくなりました。さらに火山までも予測可能になりました。あらゆるデータを集結させて、火山予測が可能になったことは喜ばしいことです。しかし地震に関しては、まだ予測が難しい要素です。地震大国日本において、これが予想可能になれば、多くの災害を未然に防ぐことができ、かつ多くの人を助けることができるかもしれません。