日照時間も含まれる気象観測
2019-12-27
気象観測では降水量や風向風速、また、気温や日照時間の観測が行われ、気象災害の防止や軽減に重要な役割を果たしています。一般的に知られている気象観測にはアメダスがありますが、ここでは降水量、風向、風速、気温、日照時間、積雪深さ等の観測が行われ、地域の気象の監視に利用されています。そして、それぞれに内容や単位が定められており、気象庁で観測したデータが気象観測の基本となっています。まず、降水量に関しては降ってくる雨や雪の量となっており、一般的に0.5mm単位で表わされ、雪やあられの場合には溶かして水にしてから観測が行われます。風向は16方位で表わし、風速は0.1m/s単位で観測されます。気温に関しては0.1℃単位となっており、太陽が照らした時間となる日照時間に関しては0.1時間、つまり6分刻みで表わされるようになっています。そして積雪は地面からの高さで計測をし1cm単位で表わされることになります。
気象観測は市販されている機材を使用することによって行うことができます。現在では、観測用にリーズナブルな価格でセット商品も販売されており、その内容は温度センサー、風向風速計、日射計、雨量計を基本として組み合わされたものになっています。また、計測ボックスや電源、データを記録するロガーも一緒になっているため、短時間で設置をすることができ、オプションを活用することによって他のセンサーやデータ通信装置とも接続をして使用することもできます。また、移動が簡単な可搬型のタイプもあり、目的に合わせて選択することができます。