気象庁では、風の強さの程度を「やや強い風」、「強い風」、「非常に強い風」、「猛烈な風」の4段階に分類して表現しています。
- 「やや強い風」:平均風速10~15m/s程度
秒速10m=時速36km、一般道を走る車の平均くらい。
風に向かって歩きにくく、傘も差し難い状態。樹木全体や電線が揺れ始める。
- 「強い風」:平均風速15~20m/s程度
秒速15m=時速54km、オオカミの速さくらい。
風に向かって歩くことが困難になり、転倒することも。電線が鳴ったり看板が外れることもある。多くの地域で注意報が発表される。
- 「非常に強い風」:平均風速20~30m/s程度
秒速20m=時速72km、競輪の最高時速くらい。
何かにつかまらないと立っていられない状態。飛来物で負傷したり、窓ガラスが割れたり被害が出る恐れも。多くの地域で警報が発表される。
- 「猛烈な風」:平均風速30m/s以上または最大瞬間風速50m/s以上
秒速30m=時速108km、高速道路を走る車より速く特急電車並み。
屋外での行動は極めて危険。樹木や街灯が倒れ、走行中のトラックは横転します。災害が発生するレベル。
この他、「暴風」は暴風警報基準以上の風のことを指します。暴風警報の基準は都道府県ごとに設定されています。