自然災害によるため池の被災

2020-12-15

ため池の被災原因の多くは豪雨、次いで地震となっています。平成 16 年の新潟県中越地震や平成23年の東日本大震災、台風の上陸によるものが顕著となっています。
平成30年7月豪雨では、広島県を中心に2府4県で32か所のため池が決壊し、大きな被害を及ぼしました。中でも「防災重点ため池」に選定されていない小規模なため池で、甚大な被害になりました。築造年代が不明な古いため池で管理が行き届いていないものもありました。そこで政府は、約88,000か所のため池を対象に全国ため池緊急点検を実施し、応急措置をするよう徹底するよう指示し、豪雨等によるため池の被災を踏まえ、緊急時の迅速な避難行動と施設の維持・補強のための対策を進めました。平成30年12月14日、政府は「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」を取りまとめ、3年間で集中的にハード・ソフト対策を実施することとし、この中に「ため池に関する緊急対策」も盛り込まれることになりました。

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