ラニーニャ現象は、日付変更線付近から東側の太平洋赤道域の海面水温が平年より高い状態が続くエルニーニョ現象とは対照的に、同じ海域で海面水温が低い状態が続く現象です。それぞれが数年おきに発生して1年ほど続き、異常気象の要因になると考えられています。
ラニーニャ現象が発生している時の日本の冬は、偏西風の蛇行によりシベリア高気圧が張り出して寒気が流れ込みやすく、日本海側を中心に雪の量が増える傾向があります。また、気温が東日本や西日本などで平年より低くなる傾向にあります。
昨シーズンもラニーニャ現象が発生しており、2020年12月には関越自動車道で、2021年1月には北陸自動車道で長期間にわたる車の立往生が発生しました。