土壌水分計ThetaProbe ML3
ThetaProbe ML3 は ML2x の後継機種です。輻射熱の影響を低減するためボディが白になり、温度センサーが内蔵されました。ADR 法(Amplitude Domain Reflectometry)を利用した Delta-T 社独自の土壌水分計です。内部回路で作られた高周波を中央ロッドに送り込み、土壌を介して周辺3本のロッドに受信させた土壌のインピーダンスの差によって生じる干渉反射波の振幅差を電圧として出力し、誘電率を計測しています。TDR 式と比較して、温度依存や塩分濃度の影響が非常に少ないため、化学肥料や農薬を使用している土壌にも対応可能です。また、水分含水量の低い乾燥地域での計測にも最適です。電源は、外部 DC 電源を供給するだけで、規定電圧が出力しますので、直接データロガー等に入力が可能です。
特徴
- 高精度±1%、高信頼性
- 温度センサー内蔵
- 温度・塩分濃度の影響が少ない
- ハンディーロガーHH2 と接続して、その場で土壌水分が読み取り可能(ハンディー型土壌水分計 ML3 ThetaKit)
仕様
測定範囲 |
含水率0〜100%VWC塩分による影響:≦3.5%(体積 50〜500mS/m・0〜50%において) 温度-25〜65℃ |
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精度 |
含水率±1%(0〜50%VWC・0〜40℃において)温度±0.5℃(0〜40℃) |
出力 |
含水率アナログ出力:0~1V温度5.8kΩ〜28kΩ(サーミスタ) |
電源・電流 | DC5~15V (20mAtyp) |
使用温度範囲 | -20~60℃ |
寸法・重量 | φ39.8×170(mm) 138g |
出荷時指定 | ケーブル長:標準5m 中継ケーブルにて延長可能(全長:10m、15m、30m) 例: ThetaProbe ML3(型名) - L5(ケーブル長) |
オプション | 【表示器付きキット】 ハンディ型土壌水分計 ML3 ThetaKit ThetaProbe ML3 本体・ハンディロガーHH2・1.5m ケーブル・下穴開けキット・スペアロッド 4 本・HH2 Read(ソフトウェア)・RS232C ケーブル・ユーザーマニュアル・専用ケース |