届出・検定制度 (2)制度の目的

2020-12-30

気象観測施設の届出と気象測器の検定の目的

気象観測の品質を担保することで、観測結果の相互利用を可能にします。また、誤った観測値が社会的混乱をもたらすことを防ぐ目的もあります。

例えば、品質が担保されていない気象測器によって観測された値が公表されたことで、災害への対応に遅れが生じたり、誤った判断をしたり、人命や財産に係わる重大な問題が発生する恐れがあります。

一方で、品質が担保された測器を使用することで、気象庁の観測データと気象庁以外のデータを全国から集めて活用することが可能となり、密な観測データを得ることができます。防災対策の基礎資料に活用したり、局所的な気象現象の把握も可能になります。

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