日常的に使われている気象観測計

2019-10-30

 気象観測に必要な装置として、まず雨量計があります。一般的に使われている雨量計の種類は二つです。貯水型はビンに貯まった雨をシリンダーへ移して、どれぐらい雨が降ったのかを量ります。転倒ます型は転倒ますに雨が一定量貯まると転倒して水を排出する構造です。その転倒回数調べることによって雨量を計ることができます。ますは二組になっていて、一方が倒れて排水している間はもう一方に雨が貯まっていきます。とだえることなく計測でき人の手も極力必要がないことから、継続して計測する必要があったり遠隔からデータを見たい場合に向いています。このタイプは気象庁などでも採用されている形の雨量計です。
 気象観測機器としては日射計もあります。日射計にも種類があります。直達日射計は観測する場所にまっすぐに当たる太陽の光をはかります。全天日射計は直達日射と散乱日射の合計量をはかります。散乱日射計は細かい分子や粒子レベルに当たる光の量をはかります。直達日射計には太陽のある方向に自動的に向く追尾装置が取り付けられています。人がわざわざ向きを変える必要はありません。日射計は天候に左右される農業や建築業で重宝されます。最近では太陽光発電にも用いられることがあります。
 風を調べたい場合は風向風速計を用います。風杯型のもの、風車型のもの、超音波型があり、船舶や航空機など風の影響を受ける現場で活用されています。風杯型はカップに風が当たり単位時間に回転する数を数えて風速をはかります。風車型はプロペラの回転数をはかります。超音波型は音波の空中伝達速度をはかります。
 温度を測るときは温度センサーを用います。接触型と非接触型があり、接触型の方には様々な種類があります。よく目にする機会が多いものは接触型のガラス製温度計です。ガラスの中に入った水銀などが上がったり下がったりすることで温度をはかることができます。金属を二種類使用した熱電対式もあります。白金の電気抵抗を測定して温度をはかるPt100白金測温抵抗体温度センサーもあります。これらの接触型は企業や家庭、公共機関などで幅広く利用されています。一方、非接触式は物体から出る赤外線の量をはかることで温度を測定します。サーモグラフィーがその代表例です。直接接触しなくてもはかれるので、実験現場などにもよく用いられます。
 このように気象観測に必要な観測機器と言ってもその種類も形も様々です。用途に合わせて使い分けをしてください。観測装置を使い正確に測定することであらゆる業務の効率アップを狙えます。

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