降積雪の観測

2021-12-27

「積雪量」と「積雪深」

 ある時間内に降り積もった雪の量を「降雪量」、ある時点で地上に積もった雪の深さを「積雪深」と言います。
 気象観測では通常“1時間ごと”の積雪深の増加差分を「降雪量」と呼びます。「24時間降雪量」は24時間分の降雪量の累計のことを指し、24時間後の積雪深の増加差分にはなりません。
 もちろん、雪が降れば降るほど積雪深は増えますが、積雪は時間とともに重みで圧縮されて沈んだり、解けて消失したりするので、積雪深は自然に減っていきます。つまり、雪が弱まったり止んだりすると、積雪深の差分がマイナスになってしまいます。そのため、気象観測においては減少分は考えず、”増加”差分だけを累積して「降雪量」としています。よって、「降雪量」の数値はそのまま積雪深の増加分とはならないため、一般にはイメージし難い印象があります。

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