2020-02-04

 気圧と聞いてもなかなかイメージが湧かない方もいるのではないでしょうか。我々の身近なところでは台風があります。台風は気圧によって勢力の強い台風なのか、それとも温帯低気圧に変わるのかなどを判断することができます。日本は秋口に台風が列島を横断することが多いため、台風の中心気圧をテレビやインターネットで見たことがある方が数多くいるでしょう。
 気圧は、気圧計で計測することになります。街中ではなかなか販売されていることは少ないですが、気象用の機器を扱う専門の業者に依頼をすれば購入することが可能です。また、気圧計の他にも温度計や雨量計などの様々な計測器が販売されているので、気象観測に必要な計測器も揃えることができるでしょう。気圧計には複数の種類があります。屋外の電源のない場所や厳しい環境で使用して観測をされたい方もいるでしょう。気圧計にはこのような厳しい環境にも耐えることができるように、ハウジングが防塵防滴構造になっているものがあります。そのため、耐久性を期待することができ、幅広い場所での使用が可能になります。また、プレッシャポートが付いているものもあります。プレッシャポートがあることによって風の影響を最小限に抑えることができるので、屋外に設置しても高精度の観測を実現することができるでしょう。デジタル表示付きの大気圧センサーも販売されています。デジタル表示付きなため、本体のみで気圧の値を知ることができます。安定性や観測精度に関しても、上記で紹介した気圧計と同等の精度を持っているものもあります。このように、様々な気圧計が販売されているので、求めているお好みの計測器を購入できる確率が高くなります。
 気圧計を実際に購入すると、設置をして観測をすることになります。気圧の観測は他の気候観測とは異なり、場所において観測の正確性が大きく揺らぐことは少なく、そのため基本的には観測地点の選定に留意することはないとされています。しかし風の影響を非常に受けるため、通常は計測ボックス内に取り付けることになります。もしそのような設備がない施設では、室内に設置することになります。気圧計は風圧によって静圧や動圧に誤差が生じることがあるため、観測室内は引き戸にして風圧を防ぐのが一般的になります。また、山岳地帯や海岸などで観測をする時には他の場所よりも風が強く吹く日が多くなっているので、建物の風に対する影響などを十分に考慮して観測をするようにしましょう。もし鉄筋コンクリートで作られている観測室で気圧計を設置する場合、外部から振動が伝わる可能性が低くなっているため、壁に掛けて計測をしても誤差などが生じにくくなります。

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