雪尺とは、積雪深を測定するために目盛りがつけられた白い柱です。雪尺が白色なのは、日射を吸収して暖まらないようにするためです。7.5cm角で目盛りが3m(地中にある部分が1m)が標準的なものとされていますが、測定値に差がなければ別の仕様でもよく、長さは観測地の最深積雪を参考にして決められます。 雪尺は下部を地中に埋めて鉛直に設置し、決まった時間に積雪深を観測します。cmの1の位まで読み取り、中間の場合は四捨五入します。読み取る際には雪尺の周りの雪を乱さないようにするために、離れた位置からできるだけ目を雪面に近づけます。また、雪尺の風上に雪がたまったり、周辺が融雪による窪みができやすいので、周囲の雪面を代表する深さを読むようにします。