台風ができてから消えるまで

2022-09-28

台風ができてから消えるまで

 台風の一生は、大きく分けて「発生期」・「発達期」・「最盛期」・「衰弱期」に分けることができます。日本には主に「最盛期」や「衰弱期」の状態で近づきます。台風の寿命は平均で4~5日程度と言われていますが、1週間以上になることもあります。

  • 発生期
    海面水温が高い熱帯の海上で積乱雲が集まって低気圧性の渦となります。熱帯低気圧が発達して風速が17m/sを超えると台風と呼ばれるようになります。台風になりそうな熱帯低気圧のことを「台風のたまご」と呼ぶことがありますが、気象予報用語ではありません。
  • 発達期
    台風は渦を巻きながら移動を始めます。その間に暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギー源にして、どんどん大きく育ち、勢力を強めていきます。中心気圧がどんどん下がり、風速も強くなります。
  • 最盛期
    台風が発達して中心気圧が最も下がり、風速も最も強くなる時期です。台風の北上に伴って、中心付近の風速は徐々に弱まる傾向に入りますが、風が強い範囲は逆に広がります。
  • 衰弱期
    台風は徐々に力を失っていきます。これは、熱帯の海を離れて、海面水温が低い日本付近に来ることで水蒸気の供給が少なくなるためです。やがて台風は熱帯低気圧や温帯低気圧に変わります。

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