天気予報がなかった時代の天気の予測
2022-04-21
現在のような天気予報がなかった時代、人々は空の色や風向き、雲や霧の様子などの自然現象、生物の行動の様子などから天気を予想し、生活に役立てていました。これは『観天望気』と呼ばれます。なかにはちょっと信頼性に欠けるものもありますが、科学的根拠のあるものも多くあります。
例えば以下のようなものがあります。
「夕日が出ると次の日は晴れる」
「おぼろ雲は雨の前ぶれ」
「山に笠雲がかかっていると雨が降る」
「カエルが鳴くと雨が降る」
「猫が顔を洗うと雨が降る」
「朝やけは雨、夕焼けは晴れ 」
「遠くの音が聞こえると雨が降る」
このような天気にまつわることわざは「天気俚諺(てんきりげん)」と呼ばれ、非常にたくさんの言い伝えがあります。人々がいかに天気の予測を必要としていたかがわかります。
局地的な天候の急変など、予報では予測できない事態も発生しすることがあります。先人たちの知恵が詰まった方法で、空模様などから天気の変化を予測できるようになると便利かもしれませんね。