レーザー式積雪深計はセンサーから雪面に向けてレーザー光を照射し、光が雪面に反射して戻ってくるまでの時間から雪面までの距離を計測し、積雪深を算出します。超音波式と同様、雪面に非接触で積雪深を測定する積雪計です。レーザー式積雪深計は超音波式のような温度補正が不要であり、斜め方向からのレーザーの照射が可能なため設置も容易です。(超音波式は真下に向けるための横出しのアームが必要) しかし、眼がレーザー光にさらされると損傷を引き起こす懸念があるため、無人の観測所では採用が控えられることがありました。最近では人感センサー(人が近づくと自動的にレーザーを停止する)機能と組み合わせることで安全性が高められ、導入が進んでいます。また、レーザー式は深い霧の発生により光の散乱が極端に大きい場合、計測できなくなるデメリットもあります。(通常の降雪時の計測には影響ありません)