「大雪(たいせつ)」は、二十四節気の第21番目で、12月7日頃から冬至までの期間になります。大雪(たいせつ)の時期は本格的に雪が降り始める頃で、山岳だけでなく平野でも雪が降るようになります。クマやカエルなどの生き物が冬眠に入るのもこの頃で、2月初旬の啓蟄の頃に活動を再開します。また、この頃に旬を迎える食べ物として、大根・小松菜・洋梨・鱈・鮭があります。 「冬至(とうじ)」は、1年で昼間の時間が最も短く、夜の時間が最も長くなる日です。冬至は太陽の力が一番弱まる日で、「最も死に近い日」として恐れられてきました。しかしながら、冬至を境に少しずつ昼間の時間が増えていくことから、陽の気に向かう折り返し地点という前向きな意味も持ちます(一陽来復)。冬至には、栄養を付けるためにかぼちゃを食べ、身体を温めるためにゆず湯に入る習慣もあります。