導入事例～国際芸術祭「あいち2022」～③

2022-10-05

少し期間があきましたが、愛知国際芸術祭の呟きの最終になる第３弾です。
（第１弾「導入事例～国際芸術祭「あいち2022～①」・第２弾「導入事例～国際芸術祭「あいち2022～②」）

最後に、パナソニックホールディングス株式会社様に納入したシステムの概要について説明いたします。

本システムは、本来はパナソニック様のGreen AC^※を単体で自動遠隔制御するために、設計製作したものです。
※Green AC：熱中症対策の為に水蒸気（ミスト）の噴霧を行う機械。

システムの概要を以下に示します。

　一般的に舞台演出用のガスにはCO₂などが主に使用されていますが、環境対策のためにCO₂ガスの代わりに水蒸気（ミスト）を使用しようという試みがあります。今回の芸術祭ではGreen ACを活用したミストによる演出が行われています。

　データロガーで計測された気象データをDMXのコントローラー（演出機器のコントローラー）に送り、DMXのコントローラーは送られてきた気象データを元に音響や照明、更にミストの噴霧量をコントロールしています。弊社のシステムは、DMXコントローラーに気象データを送るだけでなく、Green ACの動作信号を受け取ってGreen ACの動作状況を遠隔で監視出来るようにしています。

芸術祭でのシステム概要を以下の図に示します。