寒く、記録的な大雪が特徴的な冬でした
2022-03-07
気象庁から冬(2021年12月~2月)の日本の天候について発表がありました(報道発表日令和4年3月1日)。
12月下旬以降に強い寒気の影響を受けた東日本と西日本では平均気温が低くなりました。北日本日本海側で降水量がかなり多く、山形県の酒田では冬の1位を更新するほどの多さでした。一方、西日本では降水量がかなり少なく、岡山や長崎県の厳原などの7地点で冬の1位を更新する少なさでした。降雪の深さの合計は北日本日本海側で多く、最深積雪は、北日本を中心に多い地点がみられました。
12月上旬から中旬は北極域からの寒気の南下が弱く、全国的に平均気温を上回る日が多い傾向がありました。一方、下旬には強い寒気が南下して気温が大きく低下した時期がありました。交通機関に影響が出るような大雪となり、舞鶴(京都府)や彦根(滋賀県)では12月の最深積雪1位を更新するほどの積雪がありました。
2月は記録的な大雪が強く印象に残っています。日本付近の冬型の気圧配置が強かったため、日本海側の積雪量が多くなりました。6 日には24 時間降雪量が米原(滋賀県)で 62 ㎝、札幌で 60 ㎝を記録しました。また、23 日 には千歳(北海道)で 123 ㎝、24 日には津南(新潟県)で 419 ㎝の積雪を記録するなど、記録的な大雪や積雪となった所がありました。7~8日、21~22日には札幌発着の列車の終日運休や新千歳空港発着便の全便欠航するほど、交通機関にかなりの影響がでました。