極地気象コラムシリーズ第14回 設置・運用の問題と対策
2020-11-22
設置・運用の問題と対策
観測機器の運搬性と設置性
観測機器を設置するための工事やメンテナンス等の運用に際して、必要な機材や工具の運搬と設置という実務的な問題に直面します。
一般的に極地への重量物の持ち込みには、様々な障害がが立ちはだかる傾向にあります。
また、岩盤や傾斜地等の物理的な制約により、設置工事の難易度が上昇します。
対策
- 観測機器部材の軽量化
- 各脚独立可動の三脚ポールで傾斜地でも水平設置の調整を容易に
- 現場では電気配線を一切行わなくて済むように、接続はすべて防水コネクタで
- 軽量でも耐風性に優れた設計手法を採用
- 撤去の容易性や環境への配慮